蒔
閲覧ありがとうございます!
今回は、ダビット・サンデンさんの絵本、『この本はよまれるのがきらい』をご紹介します。
その発想はなかった!とうなること間違いなし。
お子さんと一緒に読むのはもちろん、大人が読んでも楽しい絵本です。
装丁も美しいので、クリスマスや誕生日のプレゼントにも喜ばれそう!
ざっくりあらすじ
本は人に読まれたいものだと思っていませんか?
ほかの本はどうだか知らないけれど、この本は違います。
どうして分かるかって?
めくってみたら、分かります!
感想
私は絵本が好きで、よく読みますが、つい意味づけを求めてしまいがちです。
大人の悲しい性でしょうか…
でもこの絵本は、「感動する」とか「ためになる」とか、そういうことを少しも考えさせません。
純粋に楽しんで読めます。
1人でニコニコしながらページをめくっている姿は、傍から見たらどうなのか…
いや、そんなことはどうでもいいんです。
客観性なんて、放り出してしまいたい時もある。
絵のタッチは絵本としては珍しく、ヴィンテージのイラスト調でおしゃれ。
このアンバランスな感じがまた心くすぐられます。
ちなみに本作はもともとスウェーデンで出版された作品が原作。
日本語版は英語版からさらに翻訳したもので、翻訳者は青山南さんです。
青山さんは私の最推し翻訳者で、絵本や小説の翻訳を多数手がけています。
翻訳特有の不自然さがなく、日本語として読みやすいのが魅力。
好きな作者だけでなく、好きな翻訳者から次に読む1冊を決めてみるのも、面白いかも!
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